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近代小説ブーム [まとめ書き]

最近忙しくって、本を読むペースが降下気味です。
ついでにブログに書くペースも。
というわけで、まとめ書き。

2週間くらい前、
ヴィレヴァンで三島由紀夫の本を買ったのをきっかけに、
先週まで、ちょっとした近代小説ブームでした。

あたしは昔は、自分が生まれる前に書かれた本には全然興味がなかったんだけど、
大学院に来てから、
教養として知っておいてもいいかな、と思い、
太宰とか三島とかを、気が向いたときに少しずつ買ってます。

で、今回は、三島由紀夫の『永すぎた春』、
斎藤孝編集の『かなしみの名前 ー中原中也の言葉』、
芥川龍之介の『地獄変』。

永すぎた春なんていうか、
ふっつーの小説。
気楽に読める感じの。
とくに何かが起こるでもなく。

これくらいの時代の本を読んでいつもおもしろいと思うのは、
あたしの知らない時代の人びとの生活。
今とは違うところ。
そして、それでも、人びとの感覚っていうのは、
今も昔もそんなに違わないところ。

とくにこの本は、ふつーなだけあって、
今まで読んだ三島の他の本より、
そういう日常的な些細なこと、がわかりやすい。

で、次、中原中也。

『かなしみの名前 ー中原中也の言葉』
…。画像が出てこないとテンション下がるなぁ…。

あたしはふだん、詩集なんて全く読まないし、
どこがおもしろいのか全然わからない。

中原中也も、
以前、先輩に「中原中也を知らないなんて教養がない」と言われ、
1冊くらい読んでみるかと思ってはいたものの、
なかなか手が出せずにいたのです。

さて、それで2週間くらい前、
斎藤孝が編集した中原中也の詩集(?)を見つけ、
写真入りで、ふつーの詩集よりおもしろそうだし、きれいだし、
途中途中に中原中也の人生みたいのが書かれてあって、
これならまだ読めるかな、と。

で、あたしにとっては、それが正解。
というのも、
詩は、それを書いた人の人生を知って読むのと、
知らずにだらだら読むのとでは、
だんぜん色が違う!

何かが書かれた背景を知るということは、
やっぱり大切なことなんだなと改めて実感。

ブームの最後は芥川龍之介。
これは…何度も読んでるんだけど
(なんてったって、小学生の時に買ったものだし)、
なんか、急に「藪の中」ってどんな話だったかなぁと思って。

にしても、
芥川龍之介は結構好きなのだけど、
…よくわかんないです。
「藪の中」、その話から何を読み取ればいいんだろう?
とは言え、あたしは意外とアバウトなので、
なんとなくおもしろければ、意味がわからなくても全然よいのだけど。

文学って難しいなぁ…。


タグ:純文学
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