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限りなくキョウダイに近いフウフ [小説(ミステリー以外)]

またしても1ヶ月ぶりくらいのブログです。

小林光恵の『限りなくキョウダイに近いフウフ』を読みました。

限りなくキョウダイに近いフウフ (幻冬舎文庫 こ 5-12)幻冬舎文庫/2008.02/¥533。

好みから言えば、だいぶ好きな部類…なんだけど、
すごく息苦しい感じの本。
なんか、読んでてしんどい。

自分たちの関係を曖昧な形のままにはしておけない、真面目さが
なんだかとても、もの悲しい感じがするし、
互いを思いやった行為が互いを追い詰めていく、逆説的な過程が
すごく切ない感じがするし、
自分たちとは異質な人間を排除せずにはいられない、奇妙な慣習が
どうしようもなく淋しい感じがする。

自分の放ったたったひとつの言葉が他人を決定的に変えてしまう、
そして「そういうことがある」ということを露骨に突きつける、描写が
すごく恐怖感を煽る。

で、息が詰まるような気持ちになる。
気持ちの余裕がなくなってく感じ。

でも、総じて見ると、好きな部類なんです。
うまく説明できないけど。
ん〜…。。。
たぶん、世の中の不条理さの一端が描かれてる感じが好きなんだと思います。

…なんか今日はうまくまとまらないなぁ。
自分の感情をうまく表現する力のなさがもどかしい。。。
タグ:夫婦 結婚 家族
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