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きみとぼくが壊した世界 [小説(その他ミステリー)]

さて、超忙しい7月ですが、1回くらいはブログを書いておこうかと…。

というわけで、
西尾維新の『きみとぼくが壊した世界』です。

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス ニJ- 22)講談社ノベルス/2008.07/¥800。

そういえば、この前、ブログのタグつくってたときに
『不気味で素朴な囲われた世界』
感想をアップしてなかったことに気づいたんだけど
(で、「読書予定」をつくったときには、一応
 「今後アップする本」に入れておいたのだけど)、
なんかもう、面倒だし、いいかなぁ。。。
まぁ、気が向いたら、ということで。

とりあえず、今日は、『壊した世界』の方。
世界シリーズ第三弾。

感想は…

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以下、ネタバレ(?)注意
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さて、改めて、感想は…といえば、

なんか、舞城王太郎の『九十九十九』の前半と同じノリ。

次の章に進むごとに、前の章が作中作だったとわかり、若干ややこしい。
『九十九十九』ほどではないけれど。

んで、最後の最後で、「結局、ロンドン行かねぇのかよ」みたいな。

西尾維新は「後書」で、
「病院坂黒猫と櫃内様刻の仲良しな日常を書くことができたので、
 作者的には嬉しい一作です」と言っていますが、
なんか…もやもや。。。
あくまでそれは、作中作における「仲良しな日常」だからっ!
「仲良しな日常」書きたかったのなら、
ふつーに書けよ、みたいな。

まぁ、西尾維新はそのすぐあとに
「いや、書けてないかもしれませんが」とも言ってるけど。


さて、で、ミステリー作品としてはどうかというと…

これもなぁ。微妙。

西尾維新には珍しく、アームチェア・ディティクティブっぽい内容ですが、
あんま向いてな…
や、普段の方が断然イイです。

アームチェア・ディティクティブものは、
王道のパズラー好きが書くべきだというのが、あたしの持論だし!

というわけで、
世界シリーズの中では、やや中途半端な感じが否めない一冊。
まぁ、番外編らしいから、いいんだけど。
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