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サバイバー・ミッション [小説(本格ミステリー)]

さて、今さっき、『チルドレン』についての感想を書いたばかりですが、
まだ感想を記録してない本があと7冊(!)あるので、今日中にもう1〜2冊分。

というわけで、
小笠原慧の『サバイバー・ミッション』を読みました。

サバイバー・ミッションホントのところ、
あたしは、ミステリ好きではあるのですが、
警察ものやSFものはあまり好きではありません。

が、
これは文句なしにおもしろかった!
展開が速い上に、予測がつかないから、どんどん引きつけられるし、
SFちっくなわりに、描写が精密で、リアル。

推理ものとしては…微妙だけれど、
でも、犯人を突き止めるまでの過程を、主人公といっしょに追う楽しさは抜群です。

にしても、
ドクター・キシモトのような、人工知能。AI。
もうだいぶ昔から登場しているけれど、
実際のところ、
現段階ではどれだけのことまでできるんだろ?

てか、
あたしは基本的には
「心をもった」AIやロボットには反対だし、
『サバイバー・ミッション』に出てきたような記憶トレーシングや、
脳内ネットワークのデジタル保存なんかも、「そんなの冗談じゃない!」と思うのですが、
これだけいろんな人が、
いろんなところでネタにして、
それが売れてるのを見ると、
世間的にはけっこう、それらを実現することが期待されてるのかなぁ…と思ったり。

個人的には、
そういうのはあくまでフィクションの中でだけのことであってほしいなぁと。

てか、現実化にさいした倫理や道徳の問題も大事だけど、
それより何より、あたしとしては、
ホントにそういう技術がすべて可能になってしまったら、
人は、次に、いったい何を望むのか、
どこまで人の好奇心や欲望が拡大していくのか、
ちょっと怖いなぁと思ったり。。。


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