水没ピアノ [小説(本格ミステリー)]
講談社文庫/2008.04/¥800。
鏡家サーガ、第3弾。
本格ミステリーです。
あたしの感覚では、3冊中、
一番ストレートでオーソドックスな、本格ミステリー。
こーゆーミステリーは好きです。
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続きは、多少、ネタバレの危険あり。注意。
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腕貫探偵 [小説(本格ミステリー)]
西澤保彦の『市民サーヴィス課出張所事件簿 腕貫探偵』を読みました。
短編7つ。
どれも、市役所の、
「一般苦情係」っていう変な係の人が、
市民の相談(?)を聞いて、
そのトラブルの謎を解決する、という話。
でも、最初の3編は、
市役所職員が解決する…というよりは、
市役所職員の与えたヒントをもとに、
相談した本人が解決する、っていう感じです。
なんか、『完全無欠の名探偵』を思い出します。
懐かしいvvv
百器徒然袋ー風 [小説(本格ミステリー)]
京極夏彦の『百器徒然袋ー風』を読みました。
『百器徒然袋―雨 』に続いて、
今回も榎木津が主役。
京極夏彦の作品はみんなおもしろいけど、
京極堂シリーズの中では
あたしは断然、この2冊が好きです。
なんてゆーか、爽快。
いや、痛快?
他の京極堂シリーズは
どちらかといえば、全体的にしっとりした?感じなんだけど、
この2冊は、メチャクチャ…というか、ムチャクチャというか…。
ひたすら榎木津が楽しそう(笑)。
そして、そういう榎木津の、
自由奔放で唯我独尊・傍若無人なところが好き…というか、うらやましい。
生贄を抱く夜 [小説(本格ミステリー)]
西澤保彦の『生贄を抱く夜』を読みました。
「神麻嗣子の超能力事件簿」シリーズ第7弾。
3・5・6巻に続き、4冊目の短編集。
…おもしろかったんだけど、
やっぱ、短編とか番外より、長編の続きが気になるっ!
今のとこ、長編だった1・2巻以後、
ストーリー自体は進展せず。
なのに、3巻の『念力密室!』に収録されている「念力密室F」では、
だいぶ未来の話(?)が描かれていて、
その間がすごい気になるのです。
ルームシェア [小説(本格ミステリー)]
なんだか12月はあっという間です。
忙しくて、ブログ書くこと、すっかり忘れてた。。。
というわけで、たまってる分を書きます
(最近はこうやってまとめ書きばっかりだ)。
…まぁ、本もそんなに読めてないので、数は少ないけど。
さて、で、まずは…
宗形キメラの『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』を読みました。
講談社ノベルスは今、25周年「感謝祭」の最中なので、
応募者全員サービスの「講談社ノベルスクロニクル」が欲しいなぁと思って、
最近、ちょこちょこ買ってます。
あと1冊!
さて、で、『ルームシェア』。
うん、まぁまぁ。
オーソドックスな推理小説って感じ。
二階堂黎人の『猪苗代マジック』と少しリンクする場面があるので、
そっちを読んでから読むことをオススメします。
パズラー [小説(本格ミステリー)]
西澤保彦の『パズラー 謎と論理のエンタテイメント』を読みました。
6本の短編。
これぞ「本格!」って感じ。
西澤保彦は本当に好きです。
あたしのなかでは断トツ。
冷たい校舎の時は止まる [小説(本格ミステリー)]
フリッカー式&エナメルを塗った魂の比重 [小説(本格ミステリー)]
風が吹いたら桶屋がもうかる [小説(本格ミステリー)]
なんだかだらだらしていたら月日が過ぎて、いつのまにやら8月最後の日です。
今月はちゃんとブログ書く予定だったのに…。
というわけで、すんごい前の話ですが、
井上夢人の『風が吹いたら桶屋がもうかる』を読みました。
うん、微妙。
井上夢人はけっこう好きな作家ですが、
これは微妙。
西澤保彦の「安槻シリーズ」みたいな感じの、
論理の組み立てがメインのミステリー。
そういえば、
いまでこそ大好きな「安槻シリーズ」も
『麦酒の家の冒険』を最初読んだときは、
「微妙〜」って思った記憶が…。
ウルチモ・トルッコ [小説(本格ミステリー)]
深水黎一郎の『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』を読みました。
なんだか、西尾維新を買い始めて以来、
「文庫以外では小説は買わない」決まりが破られつつあります。
というか、これでジャスト20冊目。
さて、で、『ウルチモ・トルッコ』。
タイトルは、日本語訳だと「最後のトリック」…らしい
で、そのタイトルのとおり、
読者を犯人に仕立て上げるという、
本格ミステリーにおける「最後のトリック」を目指した(?)もの。