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蒼い千鳥 花霞に泳ぐ [小説(その他ミステリー)]

高里椎奈の『蒼い千鳥 花霞に泳ぐ』を読みました。

蒼い千鳥花霞に泳ぐ―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫 た 95-8)講談社文庫/2007.12/¥752。

薬屋探偵妖綺談 第8弾。
番外編みたいな。
深山木薬店開業以前のお話。

秋はドラッグストアの店員だし、
座木は高校生だし、
リベザルは出てこないです。


あたしの中では、最近ちょっと飽きてきた感のある
薬屋探偵シリーズですが、
これはおもしろかったです。

てか、
あたしはリベザルがあまり好きではないんだな、と再確認。
薬屋探偵シリーズは、ほとんどリベザル中心で語られるので、
というか、リベザルの成長談みたいになってるので、
それがあまり好きじゃないんですね。
大人の書く子どもって、
純真無垢なイメージが前面に押し出されて、うざったい。

で、今回の本。
これは純粋に楽しめました。
2つの事件のオーバーラップがおもしろい。
推理小説っぽい
(でも、推理小説ではない、たぶん)。

それから、
リドルやコカクチョウ、コトハといった、初登場キャラも気に入ってます。

唯一、心残り…というか、
気になるのは、
座木の、高校入学時の下の名前。
ファースト・ネーム。。。


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