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オタク女子研究 [その他]

杉浦由美子の『オタク女子研究 腐女子思想大系』を読みました。

オタク女子研究 腐女子思想大系原書房/2006.03/¥1,500。

さて、で、なんで突然「オタク女子研究」なのか、
というと…。
※ 今日のブログは
  2分の1がこの前書きに費やされます。
  無駄に長くなりました。

ぶっちゃけ、
あたしの友達の多くは、
あたしのことをオタクだと思っています
(知り合い程度の人は正反対で、
 あたしは学術書しか読まないと思ってるらしい…笑)。

でもあたしとしては、それは微妙で…。


あたしの読むマンガはメジャーなものばっかだし、
アニメは一切見ない。

ラノベも、乙一と、西尾維新(がラノベかどうかは置いといて)、
そして、つい最近読んだ入間人間、くらいしか持ってないし
(あたしの場合、小説を読んだ数と持ってる数はほぼイコール)。
あ、ブギーポップの1巻も持ってるか。
でも、それくらい。

BLは、小説・マンガを問わず、1冊も持ってない。
中高生の頃は読んでたから、別にキライではないけど、
なんか、「10代の子が読むモノ」的なイメージ。
同人誌に関しては、持ってないし、興味もない。
てか、基本的に反対。
ただ、
腐女子とかBLに関する学術論文とか報告書なら、いくつか持ってます。

ゲームは…20代女性の平均よりはやっているだろうけど、
それもメジャーなRPG(FFとかドラクエとか)だけだし。

というわけで、
あたしは、マンガ・小説・ゲームと、どれも好きですが、
実はどれも、あまり詳しくありません。
どう頑張っても、
ふつーの人(自他ともに「非オタク」だと認める人)と話してるときに、
「あ〜、それ知ってる、おもしろいよね」と相づちを打てる程度です。

んで、
「オタクだ」と言われるたびに否定するのですが、
あたしの否定に重なる、さらなる否定。
「いやいやいや、自覚がないだけだって」とか
「オタクだって思われるのがヤなだけだろ」とか。

…や、別にヤではないけどね。

あたしは面倒くさがりなので、
好きなモノのためでも努力はしたくないし、
努力を下支えするハズの執着心とか熱意とかもあまりないので、
「オタク」と言われる人たちのあの情熱と行動力は、むしろ、尊敬。
なれるもんならなりたい、くらいの気持ちです。

で、まぁ、それはどうでもいいとして。。。

とりあえず、そういう過程を経て、
あたしの何が「オタク」的なのか、
「てか、そもそも、オタクって何だよ?!」的な感じで、
『オタク女子研究』を買うに至るわけです。

あ〜、前書き長かった…。

で、本題。
でも実は、本題に移っても、大した感想はないです。

「研究」って名前がついてるのに、ありえないほど主観的。
データもなければ、根拠もない。
全体的に、「この前、友達が言ってたんだけどさ〜…」みたいな。
マックでする雑談か?

や、研究者じゃなくてライターだから、
売れる文章書ければ、根拠なんかなくてもそれでいいわけだから、
仕方ないっちゃあ、仕方ないけど。

そして、全体を通して、ジェンダーに対してインセンシティブすぎです。
恋愛とか結婚とかセックスの「幻想」について語るより前に、まず、
「男性」とか「女性」っていうカテゴリーがすでに幻想だってことに気づいてください。

…というわけで、
総じて、情報に値するおもしろいことはなく…
(「聞いてびっくりするような事柄だけが情報だ!」 by あたしの指導教官)。

あ、
唯一、爆笑しながら読んだのは、「第一次腐女子戦争」のログ!(pp.91-93)
あの小説は超爆笑。

ポストモダン論なんかで、たまに、
ポストモダンを生き抜いていくための技法として(?)、
「パロディ」っていうのが挙げられたりするんだけど、
このケンカの仕方はまさにポストモダン的☆
(※ イメージ先行方の、かなり適当な発言なので、要注意)


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