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腕貫探偵 [小説(本格ミステリー)]

西澤保彦の『市民サーヴィス課出張所事件簿 腕貫探偵』を読みました。

腕貫探偵 (ジョイ・ノベルス)ジョイ・ノベルス/2007.12/¥819。

短編7つ。
どれも、市役所の、
「一般苦情係」っていう変な係の人が、
市民の相談(?)を聞いて、
そのトラブルの謎を解決する、という話。

でも、最初の3編は、
市役所職員が解決する…というよりは、
市役所職員の与えたヒントをもとに、
相談した本人が解決する、っていう感じです。

なんか、『完全無欠の名探偵』を思い出します。
懐かしいvvv

ストーリー的には、
最初の「腕貫探偵登場」と、
6編目「スクランブル・カンパニィ」が面白かったかな。
正統派・本格推理小説、って感じ。
(正統派が何かはよくわかんないけど、あたしのイメージとして)

他のも、推理小説としては面白いんだけど、
ストーリーが、あんまり好きくない…かも。
なんか、いろんな人の心理描写が、単純すぎる感じで。

というか、
今回の本は、全体的に、他の西澤保彦作品に比べると、
ドロドロした感じが少なめで、
なんだかすごい物足りない気がします。

ん〜…というわけで、
今回のは「まぁまぁ」な感じで。

でも、
この市役所職員はイイ味出してたから、
シリーズ化してほしいかも。
(あ、でも、これ以上シリーズ増えたら大変だ。
 あたし的には、タック&タカチ・シリーズの続編も書いてほしいし)


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