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ねこ耳少女の量子論 萌える最新物理学 [その他]

最近、萌え系美少女のイラストを掲載した学問の入門書が増えています。

が、あたしの見る限り、
そうした入門書のほとんどが、萌え系美少女のイラストを載せただけの、
ただの入門書だというのが現状です。
つまり、ふつうの難しい説明や、ふつうの化学式の隣に、
文章や式とはなんの関係もない女の子の絵がただ描いてある、という本がほとんどなんです。
たとえば『元素周期 萌えて覚える化学の基本』とかね
(Amazonの検索で一番上に出てきただけで他意はない)。

で、個人的には、そういう本に「萌える○○」ってタイトルをつけるのは「違う」って思うんです。
だって、それって、絵には萌えるかもしんないけど、元素周期には萌えないもん!
絵の横にふつうの難しい説明が書いてあっても、全然それを読む気になんないもん!


というわけで、
「オタクブームに乗ったところで、所詮専門家は専門家、難しいことしか書けないんじゃん」
と思っていたわけですが…

ねこ耳少女の量子論~萌える最新物理学~

ねこ耳少女の量子論~萌える最新物理学~

  • 作者: 竹内 薫
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/02/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

これはなかなか☆

全編マンガになっていて、その中で、ねこ耳少女が量子論の解説をしてくれます。
で、1話ごとに、簡単な(? たまに難しいけど)解説文もあって、
わかりやすくて親切☆

マンガの中での解説は確かにあやふやなんだけど…

例えば
「(量子は)粒なんだか波なんだかわかんないようなことをするの」
「アインシュタインは波っぽいものが実はツブツブなんだっていう論文を出したんだけど」
「(超ひも理論では、2種類のひもが)ず〜っとうねうね動いてるんだって。
 そのうねうねの動きがちょっと変わると、いろんな世界の素になるんだって」
みたいなw
ちゃんとわかるというよりは、まずはニュアンスだけをつかむみたいな感じ。

でもだからこそ、「ホントの入門書」として最適なんじゃないかなぁと思います。

現にあたし、高校では物理はいっさいやってないから、
「量子」自体知らなかったんだけど、なんとなくのイメージはつかめたような気がするし。
今までだったら、入門書さえ読めなかったんだけど、
今ならなんとなく、入門書くらいなら読める気がする!

うん、というわけで、これはなかなかいい入門書だった☆
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