ダレカガナカニイル… [小説(本格ミステリー)]
怒濤のように忙しかった一週間が終わり、久々に本を買ってきました。
こんなに禁欲(?)してたんだから、やっぱりここはミステリーだろう、と。
というわけで、井上夢人の『ダレカガナカニイル…』です。
…。
学術書じゃないのにAmazonに画像がないなんて珍しい…。
ミステリー気分100%で買いに行ったわりには、
選んだ本は(カバー裏のストーリー紹介からして)SFちっく。
でも、本との出会いは運だし。 一目惚れしたら買うっきゃない!
…と思って買ってきました。
で、読んでみてびっくりです。
これ、本格ミステリーじゃん! って。
ん…まぁ、ストーリー紹介にある「教祖の死」は、たいして謎もなく…、
犯人も、トリックも、そんなにおもしろくないのだけれど…。
でも、最後のどんでん返し!
やっぱりミステリーは、読者をだましてナンボでしょう。
あたしは、「だまされた!」と思う瞬間が一番楽しい♪
ただ、すべてが解けた後に<声>のことを考えると、
なんだか切ない気持ちになります。
だって…ねぇ?
そういえば、この恋愛模様、ラストに近づけば近づくほど、
大沢在昌の描写に似てるなぁと思うのはあたしだけかしら?
なんていうか、「意気込み」が…。
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