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蛇にピアス [小説(ミステリー以外)]

金原ひとみの『蛇にピアス』を読みました。

蛇にピアスうん、キライじゃない。
綿矢りさと2人で芥川賞を受賞したとき、
あたしは、あらすじを見て、
ぅわ、こっちはあたしの趣味じゃないんだろうなぁ…
と思って、
しばらく避けていたのだけれど、
むしろ、こっちの方が好きかも。
文体とか。

ただ、
やっぱりあたしにはよくわからないところも結構あって…。
一言で言えば、
文化が違う!

もともと、
あたしの世界はめちゃめちゃ狭い、という自覚はあるのだけれど、
とくに、こういう、若者世代…というか(金原ひとみはあたしと1つ違いだけど…)、
ファッションとかクラブとか、には疎い。

だから、この本を読んで、一番先に思ったのは、
あたしは同じ世代の人たちのことも、あんまり知らないんだなぁ、ってこと。

ピアスなんてしたことないし、したいとも思わないし(針とかキライ)、
ましてや、舌!
信じられない…。超痛そう…。
想像だけで吐きそう。
(あたしはふだん推理小説ばかり読むので、そういう描写に強そうと言われるのだけど、
 「死なない程度の痛み」の描写にはすこぶる弱い)

あたしは自分の身体にもあまり興味がないので、
身体改造も、全然ピンとこない。
入れ墨もなぁ…。
ピアスみたいに一カ所に針刺すだけでも痛そうなのに、広範囲…。
それに、あたしは、自分が変わらないという自信がないので、
一生残るものって、なんだか不安になる。

ただ、だからといって、
人が好きでやってることに対してまで、文句言うほど
許容度が低いわけでもないつもりだけれど。

でも、この価値観の違いっていうのが、
理解のきっかけを排除している…というか(この本を読むこと自体を避けてたり)、
世界を狭くしてんのかなぁと思って、
なんだか反省です。


タグ:身体
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