ダブルダウン勘繰郎&トリプルプレイ助悪郎 [小説(その他ミステリー)]
さて、本日の2番手は、
西尾維新の『ダブルダウン勘繰郎』&『トリプルプレイ助悪郎』です。
ってゆーか、この2冊、シリーズだと思っていたんだけれど、
もうなんていうか、雰囲気からして全然違う。
これだったら別に、
『助悪郎』が出るのを待たずに、『勘繰郎』買ってもよかったかなぁ、と思ったり。
さて、で、
『勘繰郎』の方は、ミステリーというよりはドタバタコメディ、みたいな。
起こっていることは、簡単で、大して派手でもないのに、
勘繰郎の言動や行動が派手なせいで、
なんだかとても派手な事件のように見えます。
でも実は、そーゆー勘繰郎のバカっぽい感じがけっこう好き。
あと、この本、
しおりが専用のしおりになっているところと、
表紙の絵がジョージ朝倉なところも気に入っています。
『助悪郎』の方は、バリバリ・ミステリー。
基本、西尾維新のミステリーって感じなんだけど、
意外にも、ふつーのミステリーの体をとっています。
古典っぽい要素が満載、って感じ?
そういう作品も書くのか〜、と、ちょっとびっくり。
とはいえ、
やっぱり、西尾維新は西尾維新なわけで…。
古典的な要素がたくさんなのにアクロバット…。
でも、そーゆーところが好きなんです。
さて、で、最後に一言、どうしても言いたいのだけど、
これ、2冊とも、
ホントにトリビュートである必要あるのかっ?!
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