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ロッキン・ホース・バレリーナ [小説(ミステリー以外)]

さて、さっき書いた『包帯クラブ』の感想は微妙だったので、
おもしろかった本の話をしようと思います。

大槻ケンヂの『ロッキン・ホース・バレリーナ』。

ロッキン・ホース・バレリーナ (角川文庫 お 18-15)角川文庫/2007.09/¥629

裏表紙のあらすじと同様、本文も、
「18歳で夏でバカだった。」って始まるんだけど、
なんかもう、それだけでおもしろげです。

「18歳」「夏」「バカ」って、どの言葉も、
可能性?みたいな言葉な気がする。
どの言葉も、これから何かが起こりそうな感じするもん。
これからどんどん、おもしろいことが起きそうな予感。

そして、実際はそんなこと全然ないんだけれど、
そんな一文を読むと、
あたしの18歳の夏も、なんだかそんなだった気がしてきます
(繰り返しになりますが、実際は全然そんなことなかったです。
 18歳の夏は…、たしか毎日、学校で夏期講習受けてた気がする…)。


で、読後もかなり満足。
期待を裏切らない!

なんていうか、全体的に、少年マンガのノリ。
こういうのを読むと、男の子っていいなぁと思います。
バカで、一生懸命で、青春を存分に楽しんで、生き方自体がもうロック。
かっこいいなぁと思う反面、
ちょっと悔しい感じもします。

それから、
大槻ケンヂの本って、今回初めて読んだんだけど、
なんか、この人はすげーなぁ、と。。。
なんていうか、もうホントに、素で、バカだと思う。
年齢的には十分、イイ大人なのに。
でも、そーゆー感じがすごい好きです。

しょーもない大人だなぁと思うけど、
無理して大人ぶったり、無理して若くあろうとしたりしてないっぽいところ、
ごく自然にあるって感じがすごく好きです。
でも、これもやっぱり繰り返しになりますが、
自然体であんな文章書いてるなら、
大槻ケンヂはやっぱり、十代の男の子たちと同じくらい、素でバカなんだと思う。
でも、なんだか人生、ヤなことがあっても、なんだかんだで楽しそうだし、
そーゆーとこが魅力的だなぁと思ったり。

できるなら、そーゆー、バカっぽいけどかっこいい大人になりたいなぁ、なんて。


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