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水没ピアノ [小説(本格ミステリー)]

佐藤友哉の『水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪』を読みました。

水没ピアノ―鏡創士がひきもどす犯罪 (講談社文庫 さ 87-3)講談社文庫/2008.04/¥800。

鏡家サーガ、第3弾。
本格ミステリーです。
あたしの感覚では、3冊中、
一番ストレートでオーソドックスな、本格ミステリー。
こーゆーミステリーは好きです。


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続きは、多少、ネタバレの危険あり。注意。
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ただ、王道なわりに、仕掛けが見破りづらいのは、
トリックのための伏線ならぬ、
トリックを見破らせないための伏線のせい??

あたしはずっと、ネコを埋めてくれた男の人(p.60〜)は
鏡創士だと思ってました…。
だから、3つの話があーゆーつながり方をするとは思ってもいず…
マジ騙された。。。

てか!!
あんなインパクトある登場しておいて、ただの通りすがりの人(?)って!



そして今回、唯一、解せないのは、
裏表紙のあらすじに
「3つの物語を貫くものは……どこまでも深い”愛”である」
とあるのですが、…"愛"??

3つのストーリーのうち、
「少女を見えない悪意から護り続ける少年」の話は、
まぁ、"愛"と言われれば、そうかな、そういう解釈もありかもな、という感じ。
でも他はなぁ…。
あんまよくわかんないな。

あたしの"愛"の概念定義の問題なのか、
あたしの読解力の問題なのか…。


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