赤い長靴 [小説(ミステリー以外)]
文春文庫/2008.03/¥476。
この本に限らず、
江國香織の書く夫婦の話はとても好きです。
すごくリアリティがあって。
…とはいっても、
あたしは結婚していないので、
夫婦生活というものはよくわからないのだけど。
でも、たぶん、「ああいう感じ」って、
夫婦に限らず、親しい人との間すべてでそうなんじゃないかしら、、、
と思ったり。
零崎曲識の人間人間 [小説(ミステリー以外)]
少年たちのおだやかな日々 [小説(ミステリー以外)]
サウスバウンド [小説(ミステリー以外)]
MacBook OS10.5♪
ここ2週間くらいは、前のiBookからのデータ移行や、新MacBookのいろんな設定、
Microsoft Officeが新しくなったので(2008 for Mac)、その使い試しなどをしてました。
で、今週ようやく、すべてをあたし仕様に仕上げたので、
晴れて、久々のブログ更新です。
で、そのパソコンの設定やら、今年度の研究計画書作成やらで、
最近あんまり本は読めてないんだけれど、
先月中に読んで、まだブログに書いてない本が数冊あるので、まずはそれを。
とりあえず、奥田英朗の『サウスバウンド』から。
上:角川文庫/2007.08/¥552。
下:角川文庫/2007.08/¥514。
上巻・下巻を一気に読みたくて、
1日中ひまな日に読もうと思っていたら、
いつのまにやら半年以上も…。
というわけで、最近、ようやく読んだこの本。
やっぱり奥田英朗は好きです。
元気が出る。
人間失格 [小説(ミステリー以外)]
太宰治の『人間失格』を読みました。
新潮文庫/1952.10/¥286。
値段の安さにびっくりです。
そして、どうでもいいことですが、
千葉の市街地には、大きな本屋さんがありません。
でも、『人間失格』は有名だし、どこにでもあるだろう、と思いきや、
失敗。
本屋を4軒回るハメになりました…。
どこの本屋も在庫なさすぎです。。。
限りなくキョウダイに近いフウフ [小説(ミステリー以外)]
小林光恵の『限りなくキョウダイに近いフウフ』を読みました。
幻冬舎文庫/2008.02/¥533。
好みから言えば、だいぶ好きな部類…なんだけど、
すごく息苦しい感じの本。
なんか、読んでてしんどい。
自分たちの関係を曖昧な形のままにはしておけない、真面目さが
なんだかとても、もの悲しい感じがするし、
互いを思いやった行為が互いを追い詰めていく、逆説的な過程が
すごく切ない感じがするし、
自分たちとは異質な人間を排除せずにはいられない、奇妙な慣習が
どうしようもなく淋しい感じがする。
自分の放ったたったひとつの言葉が他人を決定的に変えてしまう、
そして「そういうことがある」ということを露骨に突きつける、描写が
すごく恐怖感を煽る。
で、息が詰まるような気持ちになる。
気持ちの余裕がなくなってく感じ。
でも、総じて見ると、好きな部類なんです。
うまく説明できないけど。
ん〜…。。。
たぶん、世の中の不条理さの一端が描かれてる感じが好きなんだと思います。
…なんか今日はうまくまとまらないなぁ。
自分の感情をうまく表現する力のなさがもどかしい。。。
空中ブランコ [小説(ミステリー以外)]
奥田英朗の『空中ブランコ』を読みました。
『イン・ザ・プール』に続く、
トンデモ精神科医・伊良部の、シリーズ第2弾。
というわけで、
『イン・ザ・プール』を読んで以来、
ずっと楽しみにしていた文庫化です。
で、感想は…
やっぱりこのシリーズ、めちゃくちゃおもしろい!
期待を裏切らない作品です。
直木賞も納得。
幻詩狩り [小説(ミステリー以外)]
川又千秋の『幻詩狩り』を読みました。
出版社からもわかるように、SF。
ふだんはあんまりSFって読まないんだけど、
& 川又千秋って初めて読むけど、
けっこうおもしろかったです。
フランスの若き詩人が書いた、禁断の詩。
それを読んだ人びとは次々に精神を犯され、死んでいく…。
…と、ぶっちゃけ、初めは、
SFっていうより、サスペンス?って感じなんだけど、
読み終わってみると、
「これはSF以外の何ものでもない」って感じ。
閉鎖病棟 [小説(ミステリー以外)]
帚木蓬生の『閉鎖病棟』を読みました。
タイトルは『閉鎖病棟』なのに、
サブタイトル(?)は「Closed Ward」。
そこが気に入って買いました。
中身は、ふつーのイイ話。
裏表紙のあらすじはミステリーっぽいんだけど、
ふつーのヒューマンドラマ。
感動はしなかったけど、たぶん感動モノ
(帯にそう書いてあるし)。
間宮兄弟 [小説(ミステリー以外)]
江國香織の『間宮兄弟』を読みました。
なんだか、映画版を先に見ちゃってたので、
そのイメージが強くて、
どんなシーンを読んでも、映画のシーンの思い返しになるんです。
やっぱ、江國香織の本は、言葉を楽しむためにも、
本を先に読むべきだったなぁと反省。
でも、映画は映画で、
みんな…とくに間宮兄弟はハマリ役だったし、
きれいな作品で、おもしろかったんだけど。
後から原作を読んでみると、
映画はかなり原作に忠実なこともわかるし。
というわけで、
これは本として楽しんだわけではなく、
映画のリファレンスみたいな風にしか読めなかったので、
本の感想は保留。
いつか、映画を忘れた頃にまた読もう。。。